【英語】大学受験のプロが100冊超から厳選!受かる英語の参考書選(1)

英語

街中の書店やアマゾンなどのサイトを覗くと、英語の参考にしてや問題集の数の多さに圧倒されてしまいます。

「どの参考書を買ったら効果的なのだろう?」「どの問題集を買うべきなの?」

と、疑問に思われる方も多いと思います。そこで、受験英語指導のプロとしてどのような参考書や問題集を購入するべきなのかについて、私自身が持っているものだけでは物足りないと思い、新たに100冊以上の英語教材を購入し、そのすべてに目を通した上でオススメの参考書・問題集をまとめました。

定番のものから、あまり知られていないようなものまで取り上げましたが、すべてオススメのものばかりです。気になる本がありましたら、ぜひ実際に手にとってみてください。新たな発見があると思います。

この記事が、皆さんの大学受験に向けた英語学習に少しでも役に立てれば幸いです。

飯田雅尚(SAE代表・講師)

東京大学文学部言語文化学科(言語学専修)卒業。1975年生まれ。県立土浦第一高校出身。

主に大学受験の英語・小論文・面接指導、中学受験の算数・国語などを担当。大学在学時から集団塾で受験生50~60人のクラスで教鞭に立つ。さらに、家庭教師や個別塾などの指導経験も豊富。
一時は弁護士を目指したこともあったが、「生徒さんの成績を上げたい」という熱い思いから、独立してSAEを設立。これまで指導した生徒の数は1000人を超える。
東大、早慶大、各大医学部など難関受験を突破させ、合格実績を上げている。「楽しくて分かりやすい授業」と「徹底した管理指導」が定評で、“天性の指導力”に受験生のファンは多い。

精鋭プロ講師集団SAE代表の飯田雅尚が執筆しました。

1 プロがオススメする、英文法・英語構文に関する参考書6選

英語の構造を理解するために、解説を読んで仕組みや考え方を身につけるために、英語の参考書は学習にとって欠かすことができません。学校や塾・予備校などである程度学習が進んでいる受験生も、また、これから英語の勉強を始めようとしている受験生も、文法参考書を手元に置いて学習を進めていくと問題集や模試の復習などで効果を発揮します。

市販の参考書には素晴らしいものが多いのですが、あくまでも最終的には個人的な好みで選びました。勉強を始めたばかりの人にも、ある程度学習が進んだという人にも、以下の参考書を使って学習することをオススメします。

(1)「まず定番」の英文法・英語構文に関する参考書4選

まず、英文法・英語構文に関する参考書の中で、定番とも呼べる参考書を4つご紹介します。学校などで配られることも多いかと思いますが、是非とも用意しておきたい参考書ばかりです。

a『インスパイア総合英語』文英堂 1,448+税

ー一見地味だけど、内容の詰まった硬派な参考書。英語が得意ならフォレストよりもオススメですー

学校で指定でもされていない限り、ほとんど目にすることはないかもしれませんが、章ごとに概要が説明してあり、そこから細かい解説に写るという構成がわかりやすく使いやすいと思います。説明も詳しいので納得しながら先に進めます。また、それぞれの項目ごとにレベルが設定されているため、自分の志望するレベルに合わせて独学で学習することができるのも素晴らしいところです。

それぞれの項目には、最後に復習問題が設定されていたり、補足や特集なども充実しており、難関校を狙う受験生にとって大変よくできた参考書だと思います。

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INSPIRE総合英語―高校英語の総合力完成 (シグマベスト)

b『ブレイクスルー総合英語』美誠社 1,500+税

ー受験参考書の隠れたオススメです。フォレストを持っていないなら是非ー

これまた、学校で採用されていなければ知らないかもしれませんが、インスパイアと並んで素晴らしい参考書です。こちらは、コラムが充実していている(「ニガテ君 がんばって!」や「トクイ君 がんばって!」など、楽しくてためになります)こともあり、まるで昔の実況中継シリーズのようなテンポで楽しく学習することができると思います。また、細かいところまで解説しているため、難関校を狙う受験生にとって十分なレベルまで到達できる参考書です。フォレストを持っていないなら、こちらもかなりオススメです!

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ブレイクスルー総合英語

c『総合英語フォレスト』桐原書店 1,520+税

ー英語参考書の中で、もはや定番中の定番ですー

英語を学ぶための参考書として、おそらく一番多くの受験生が使っているのではないでしょうか。英語の理解を徐々に深めようということが意図されていて、それぞれの章は①概要を掴む→②詳しく理解する→③さらに理解を深める、という③ステップで構成されています(※省によっては、ステップが2つのものもあります)。とりあえず、これを使っておけば良いだろう的な位置付けの参考書ですし、私もこれさえやっておけば難関校でも大丈夫だろうと思っています。解説もわかりやすく、イラストも豊富で、独学でも使いやすい参考書です。この参考書をやりこむことで、英語について相当の自信がつくことでしょう。また、フォレストに準拠した問題集も発売されていますので、知識や理解の定着が図りやすいという点も特徴です。

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総合英語Forest 7th Edition

d『Vision Quest 総合英語 Ultimate』啓林館 1,591+税

e『Vision Quest 総合英語』 啓林館 1,500+税

ー説明がわかりやすく、使い勝手が良いです。フォレストを使うかどうかは好み次第でー

文法事項がシンプルな形で解説されていてわかりやすいだけでなく、受験生が気になるようなポイントはコラムの形で詳しく説明がされています。Ultimateの方は章末問題が充実しており、独学で学習する受験生にオススメできる参考書です。基本例文が別冊でついていますので、構文を習得して英作文に活かそうと考える受験生にもオススメします。

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Vision Quest 総合英語 Ultimate
Vision Quest 総合英語 2nd Edition

(2)定番ではありませんが、オススメしたい英文法・英語構文の参考書2選

定番という位置付けではありませんが、英文法・英語構文を理解するためにオススメしたい参考書は他にも存在します。定番の参考書がわかりにくく感じる場合だけでなく、よりはっきりとしたイメージを得るためにもこれらの参考書をオススメしたいと思います。

f『世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座』KADOKAWA 1,700+税

g『世界一わかりやすい英文法の授業』KADOKAWA 1,500+税

ーわかりやすさ抜群であっという間に読めます。特に英語がものすごく苦手な人にはオススメですー

同じような内容の参考書が2冊発売されていますが、内容は(当然のことながら)一部重複しています。黄色の『特別講座』は設問を解説するという構成で、青色の参考書の方は設問がなく説明のみの構成です。どちらをやるかは好み次第で大丈夫ですが、もし英語に全く自信がないのであれば、解説が充実している青いほうから取り掛かることをオススメします。設問はありませんが、それぞれの項目についての解説が多くなっており、英語が苦手な受験生にとってはよりわかりやすいはずです。一方で、一通り学習したことのある人は黄色の参考書から始めて、問題演習をしながら知識や理解を総整理することを目指しましょう。

難関校を受験する人にとっても、最初の一歩として優れていると思います。この参考書をきっかけにして、より多くの問題演習に取り組みましょう。また、難しい内容に出会った時のために、これとは別に手元に置いておくための参考書(この項目に挙げた他の参考書)を買っておくことをオススメします。

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大学入試 世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座 (「世界一わかりやすい」特別講座シリーズ)
カラー改訂版 世界一わかりやすい英文法の授業

h『一億人の英文法』 東進ブックス 1,800+税

ー受験生だけでなく社会人の方にも。英語を話せるようになりたい方向けー

英語を話すための英文法を解説することをコンセプトに掲げ、英語の感覚がしっかりと身につくように作られた参考書です。説明の仕方が今までの参考書と違っていることもあり、少し戸惑ってしまう受験生もいるかもしれませんし、また、この一冊では現状の大学入試では物足りない部分もあるかもしれません。しかし、英語が苦手な受験生だけでなく、ある程度英語の学習が進んでいる受験生にも幅広く読んでもらいたい参考書です。話すための参考書であることから、直感的にどうイメージするべきなのか、ということに焦点が当てられており、実際に英語を話すときの短い「間」で頭をどう動かすのか大いに参考になります。また、イメージを持たせる(ためであろう)イラストのアイコンも秀逸です。このアイコンを意識しておくと、のちにアイコンを見ただけでそれぞれの動詞や文法項目の感覚が頭に蘇ります。なお、この参考書に準拠した大学入試向けの問題集が発売されていますので、あわせて取り組むのも良いでしょう。
仮にじっくりと読む時間がなかったとしても、受験が終わってからしっかり読み直してみると多くの発見が得られると思います。大学に入ってからは、英語をいかに発信するのかということに重点が移動します。入学後のことも見据えて購入しておくのも悪くないと思います。
※時間と意欲がある人は、同じ著者の『ネイティブスピーカーの英文法』(研究社)をはじめとする『ネイティブスピーカーの○○』シリーズも、是非とも参考にしてください。

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一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

(3)番外編

番外編として、その他にオススメしたい参考書を掲載します。受験に直結するわけではありませんが、持っていて損をしない参考書です。

(番外編1)『表現のための実践ロイヤル英文法』旺文社 1,800円+税

ー英作文のための参考書です。大学入試後もずっと役に立ちますが、まずは辞書がわりにー

受験生が英文法を1から学ぶための参考書ではありませんので、番外という位置付けにしました。しかし、英語を使って発信するための参考書として、相当な範囲を網羅しており、解説も充実している素晴らしい参考書です。問題集も別に発売されていますし、暗記用例文もついていますので学習しやすいことは確かですが、受験生の皆さんには少し荷が重すぎるかもしれません。よほど英語が好きで得意な受験生にのみ取り組むことをオススメします(それ以外の受験生は辞書として使うことをオススメします。いずれにしても持っていて損はしない1冊です)。

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表現のための実践ロイヤル英文法

(番外編2)『マンガでおさらい中学英語』KADOKAWA 1,200円+税『マンガでおさらい中学英語 英文法マスター編』KADOKAWA 1,200円+税

—マンガのゆるい見た目と裏腹に、結構タメになりますー

受験勉強には、当然のことながら息抜きも必要ですよね。そんな時にオススメなのが、この本です。マンガなのでサラサラ読めますし、内容が主に中学英語を扱ったものなので、受験生にとってほぼ全部知っていることだろうと思います。しかし、解説がマンガとは思えないくらい本格的で、意外なところで「へぇ」と感じると思います。また、英語を学習する心構えや各文法項目の考え方・感じ方を知ることもできるという意味で、見た目の雰囲気とは裏腹に素晴らしい本です。勉強の合間にどうぞ。

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マンガでおさらい中学英語
マンガでおさらい中学英語 英文法マスター編

2 プロがオススメする、英文法問題集12選

英文法や語法に関する問題集は、自身の知識や理解の定着度を測るための格好の教材です。
選ぶ際には、
1文法項目ごとに問題が並んでいるのか
2採用している問題のレベル・難易度は適切か
の2点に注意して問題集を選びましょう。
特に、1の「文法項目ごとの収録かどうか」という点については、学習の初期段階や弱点を発見したいという時期には、文法項目ごとに問題がまとめられている問題集を、受験直前期や実力試しをしたいという時期には、文法項目に関係なくランダムに問題が並んでいる問題集を利用しましょう。

(1)【文法項目ごとに出題されている問題集】

a『即戦ゼミ8 大学入試基礎英語頻出問題総演習』桐原書店 1,250円+税

—基礎という名前の割にレベルは高いです。初期の演習量はこれで十分—

いわゆる「青の英頻」で、「赤の英頻」の基礎版という位置付けで、赤の英頻(いわゆる『英頻』)と区別するために『基礎英頻』と呼ばれたりもします。文法項目ごとに並んでいるので、インプットしたものを確認するにはちょうど良い問題集です。1章と2章の振り分けは多少「?」ですが、学習項目ごとに1章・2章の該当項目を潰す形で学習を進めると効率的です。基礎というタイトルがついていますが、ネクステよりもやや難しめです。これ1冊でかなりの力がつくはずです。

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大学入試New基礎英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ (8))

 

b『Nest Stage 英文法・語法問題』桐原書店 1,330円+税

—文法問題集の定番です。ネクストステージではなく、ネクステージと読むようですー

ネクステと呼ばれることが多い定番問題集です。文法パートはやや易しめの問題が並ぶ一方で、語法パートは比較的充実しています。この問題集も項目別に並んでいますので、知識や理解の確認にはちょうど良いでしょう。解説はあっさりしていますが、参考書と併用することで十分に独習が可能です。発音・アクセントのページは、解説が多い一方で練習問題が少し足りないので、意識的に他の問題集などで補いましょう。

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Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

c『POWER STAGE 英文法・語法問題』桐原書店 1,380円+税

—ネクステよりも解説が詳しく、独習しやすい問題集ですー

上に挙げたネクステは、受験生にとってはおなじみの問題集として長い間君臨してきましたが、その進化版とでもいうべき問題集が2016年に登場しています。ネクステを持っているなら新たに買い求める必要はありませんが、もしネクステを買おうとしているところであれば、解説が詳しくなっていることや発音・アクセントの問題が増加していることからこちらのパワステ(と呼ぶらしいです)をオススメします。途中に「英文読解問題・英作文問題に挑戦!」というページが新たに設けられ、特に英文読解問題は思ったよりも本格的な問題が収録されています(ただ、ちょっとこのページは目がチカチカする気が、、、)。個人的には、ネクステよりもオススメしたい問題集です。

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POWER STAGE 英文法・語法問題

d『英文法・語法問題 GRAMMAR MASTER』Z会 1,300円+税

—頻出事項がわかりやすい問題集です。難易度はネクステ並みかやや難しめー

ネクステや英頻ほどは知られていないかもしれませんが、受験生にオススメしたい問題集です。グラマスターと読むそうですが(タイトルにフリガナがありました)その読み方はともかくとして、問題文の訳がすぐ右のページにすべて載っていることや、頻出事項がわかりやすく掲載されているなど、勉強しやすい問題集になっています。この本も、発音・アクセントの問題が少し少ないので、そこだけ注意をしておきましょう。

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英文法・語法問題GRAMMARMASTER[改訂版]

e『全レベル別問題集 1〜5』旺文社 900円+税f『英文法レベル別問題集 1〜6』東進ブックス 762円/800円+税

—段階的に深めていきたい受験生向けの問題集です。どちらを選ぶのかは好み次第ですー

どちらのシリーズも、レベル別に取り組める問題集ということになっています。自身の学力を正確に把握している受験生であれば、そのレベルの問題集から始めれば良いでしょう。しかし、たいていの受験生は自分が考えるよりももっと基礎の部分でつまづいていることが多いので、少し下のレベルの問題集から取り組むことをオススメします。どちらのシリーズも、空所補充だけでなく、語句整序や正誤問題などが含まれていて、実践的な力を身につけることができるように構成されています。なお、発音・アクセントは1問もありませんので、注意してください。また、東進ブックスのシリーズでは、第6巻『難関編』のみ文法項目ごとの出題ではないので、その点も注意してください。

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大学入試 全レベル問題集 英文法 1基礎レベル (大学入試全レベ)
英文法レベル別問題集 1超基礎編 改訂版 (東進ブックス)

g『総合英語Forest 完全準拠問題集 解いてトレーニング』桐原書店 1,250円+税

—フォレストを使っているなら、是非とも取り組みたい問題集—

参考書としてフォレストを使っているのであれば、この問題集を使うとより効果的です。文法項目に関する問題は、難易度もそれほど簡単なものではないため実力をつけるのにちょうど良いレベルです。ただ、語法に関する問題がほとんどないため(参考書に完全準拠している問題集なので仕方がないことですが)、この問題集以外に語法に関する問題集を購入する必要があるということを心に留めておいてください。また、フォレストに準拠したもう一つの問題集である『音でトレーニング』については、時間があれば取り組むという形になりそうですが、もし取り組むのであればディクテーションシートを印刷して、書き取りの訓練を是非とも行うようにしましょう。リスニングはもちろんですが、のちの長文読解や英作文でも大いに役に立ちます。

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総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング

h『全解説入試頻出英語標準問題1100』桐原書店 1,350円+税i『全解説頻出英文法・語法問題1000』桐原書店 1,380円+税

—1000はかなりレベルが高いですが、到達点の目安となる1冊です。自信がなければ1100からー

問題と解答が別冊形式になっているのが特徴的で、これはこれで慣れるとやりやすい問題集です。昔からの定番ですが、しっかりと内容を理解すればかなりの力がつくはずです。1000の方は難問もいくつか収録されているため、最初から取り組むには少し重たすぎるかもしれません。まずは1100をしっかりと取り組み、時間があれば1000へ。入試が近ければ、項目別になっていない問題集へ(英頻の赤やファイナル問題集など)と進むと良いでしょう。

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全解説入試頻出英語標準問題1100―文法・語法・イディオム・会話表現の総整理 (大学受験スーパーゼミ)
全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)

j『ENGLISH EX』Linkage Club 1,800円+税

—受験生にとっては知名度がそれほどないかもしれませんが、受験に大いに役立つ問題集ですー

もしかすると、ネクステや1000、英頻などに比べて知名度が低いかもしれませんが、是非ともオススメしたい問題集です。文法項目ごとに穴埋め形式で解説がなされている(例 〜の場合、助動詞の(   )で表す)ので、問題を解く前にしっかりと確認できる点が受験生にとって大いに役立ちます。また、解説が大変詳しく、文法についてだけでなく、動詞や副詞などのそれぞれの語が持っているイメージについてまで踏み込んで説明していますので、英作文力や未知の語いを推測する力も身につきます。1冊目から使っても良いですし、学校で購入した問題集などを終わらせたあとの「次の1冊」にも最適な問題集です。

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ENGLISH EX

k『スクランブル英文法・語法 Basic』旺文社 1,100円+税l『スクランブル英文法・語法』旺文社 1,300円+税

—解説が詳しく問題量も十分。項目ごとのまとめも使いやすい問題集ですー

基礎レベルのBasic から始めても良いのですが、Basicではない方から始めても解説が充実していますので、無理なく取り組むことができると思います。もし大変そうであれば、Basicから取り掛かることをオススメします。また、項目ごとにまとめが充実しているだけでなく、語法や語いの問題も充実していますので、この一冊をやることでかなりの実力がつくはずです。発音・アクセントについては、Basicの方では主にルールの解説を行い、Basicではない方は問題演習が中心になっています。

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【CD付】スクランブル英文法・語法Basic 2nd Edition (大学受験スクランブル英文法・語法)
スクランブル英文法・語法 4th Edition

m『UPGRADE 英文法・語法問題』数研出版 1,257円+税

—ややマイナーな存在ですが、質が高い問題集ですー

ネクステや英頻などと比べると知名度は少し劣るかもしれませんが、問題量も多すぎず少なすぎずで、解説も充実した質の高い問題集です。もっと売れてもいいのにと思う1冊で、独学でも取り組みやすいと思います。あとに挙げる『システム英単語』『システム英熟語』と著者が重複していることもあるのか、シス単やシス熟に取り組んでいる受験生にはニヤリとする問題が出てきます(語法や語いの章で)。発音・アクセントの問題数は少なめですので、注意してください。

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UPGRADE英文法・語法問題文法・語法・語い・熟語・会話・発音/アクセント―〈データ分析〉大学入試

(番外編1)『一億人の英文法問題集 大学入試対策編』東進ブックス 1,300円+税

—参考書の『一億人の英文法』をやった人にはすごくオススメですー

『一億人の英文法』をやった人には、是非とも取り組んでほしい問題集です。逆に、『一億人の英文法』をやったことのない人は、それほど積極的に利用する必要はないでしょう。『一億人の英文法』でおなじみだったアイコンがそのまま使われており、読みやすさだけでなく記憶の定着のしやすさが抜群です。問題数自体は少なめですので、さらに追加して問題集に取り組む必要がありますが、こちらの問題集も大変よくできていると思います。

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一億人の英文法問題集 大学入試対策編 (東進ブックス)

(番外編2)『ユメブン0・1』アルク 1,400円+税

—文法問題集でありながら、リスニング力向上も目指す欲張りな問題集—

そもそも文法問題集というジャンルに収まりそうにない問題集で、参考書として構文を解説し、例文の暗唱をさせ、文法を解き、ディクテーションをして、英作文…で終わりかと思いきや、最後にファイナルテストで確認するという欲張りな問題集です。やるべきことが多いので、時間があまりない受験生にはあまりオススメしませんが、時間があるのであればじっくりと取り組んでほしい素晴らしい問題集です。正直、どこでオススメして良いのかわかりませんでしたので、この場でオススメします。やるのであれば、絶対に音声を活用して取り組んでください。

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ユメブン0 中学総復習~高校入門レベル (アルク学参シリーズ)

(2)【ランダムに出題されている問題集】

a『即戦ゼミ3 英語頻出問題総演習』桐原書店 1,280円+税

—総復習に最適な問題集。これができればかなりの実力の持ち主ですー

昔から有名な問題集で、『英頻』と言えば普通はこちらの問題集のことを指します。ただ、問題の難易度が高い上にランダムで出題されているため、学習の初期には手を出さない方が賢明です。順調に学習が進んだ受験生は、知識の抜けを確認するために利用すると良いでしょう。この『英頻』は、項目ごとの問題集でも挙げた『基礎英頻』と同様に発音・アクセントの問題数が充実しています。また、普通は1〜3章の文法・イディオム・語法をメインに学習するかもしれませんが、5章も地味ながら力がつく章ですので時間があればしっかりと取り組みましょう。時間がないのであれば、せめて1章と3章(文法と語法)だけでも完璧にしておくことをオススメします。

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大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ) 最新六訂版

b『ランダム総点検 英文法・語法最終チェック問題集 必修レベル編』旺文社 1,100円+税c『ランダム総点検 英文法・語法最終チェック問題集 難関レベル編』旺文社 1,100円+税

—英文法ファイナルと並ぶ、直前期にオススメの問題集ですー

全10回の実践演習形式で、解答用紙が用意されているなど、次にあげる『英文法ファイナル問題集』と同じような形式。会話問題が各回に散りばめられているのが本問題集で、英文法ファイナルの方は会話問題だけまとめられた回(第10回)が存在するという違いはありますが、それぞれのシリーズの難易度にそれほど大きな差はありません。

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英文法・語法 最終チェック問題集〔必修レベル編〕 (ランダム総点検)
英文法・語法 最終チェック問題集〔難関レベル編〕 (ランダム総点検)

d『大学受験スーパーゼミ 全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編』桐原書店 1,100円+税e『大学受験スーパーゼミ 全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集 難関大学編』桐原書店 1,200円+税

—ランダムを使うか、ファイナルを使うかは好みの問題。いずれにしても、直前期にオススメの問題集ですー

こちらも、全10回の実践演習形式です。第10回目の演習では、本格的な会話問題だけが取り上げられていますが、それ以外の難易度や取り組みやすさなどはさほど変わりませんので、ランダム総点検を使うかどうかは好みの問題です。

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全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (標準編) (大学受験スーパーゼミ)
全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (難関大学編) (大学受験スーパーゼミ)

3 プロがオススメする、英語構文問題集6選

参考書を学習し、文法問題集で文法や語法に関する理解や知識を定着させるとともに、単語集や熟語集を使って暗記が順調に進んでいったとしても、実際にどのように英文で使われているのか演習を通して確かめる必要があります。そのためには、構文的な理解を問うような問題集に取り組みましょう。ここでは、説明のわかりやすさや問題集の取り組みやすさという観点から、受験生の皆さんにオススメの問題集を選びました。

 

a『リンケージ英語構文100』旺文社 1,250円+税

—解説がわかりやすく、構文の量も十分。和訳や穴埋め、語句整序など問題のバリエーションも豊富で飽きさせませんー

受験生にはあまり馴染みがないかもしれませんが、図や記号に工夫がされているため解説がかなりわかりやすく、また問題量も豊富ですので、これ一冊でかなりの学力を身につけることができるでしょう。ただ、問題のレベルがそれほど高くありませんので、難関校を狙おうという受験生は余裕があれば他にもう1冊取り組むことをオススメします。

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【CD付】リンケージ英語構文100

b『ポレポレ英文読解プロセス50』代々木ライブラリー 757円+税

—本の薄さに反比例する内容の分厚さが特徴的ですー

こちらは有名な問題集で、実際に使っている受験生も多いと思います。50の英文を題材に、読解のポイントが明快に示された名著です。手強い英文も多く収録されていますが、解説をすぐに見るのではなく自分の頭でしっかり考えてから先に進まなければ、この問題集を使うメリットが半減してしまいます。この問題集の内容が難しすぎるようであれば、同じ著者の『英文読解入門 基本はここだ』(代々木ライブラリー)から取り掛かるのもオススメです。ポレポレというタイトルにもある通り(スワヒリ語で「ゆっくり」という意味です)、じっくり・ゆっくり取り組みましょう。

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ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

c『英語の構文150 UPGRADED』美誠社 1,238円+税

—構文問題集のロングセラー。取り組みやすい問題集ですー

解説が充実している問題集で、問題集も十分な量が収録されています。リンケージなどの構文問題集と構成は同じなのですが、こちらの問題集の歴史の長さを考えると(初版は1969年!)、実際に初版などを見たことはありませんがこの形式を元にリンケージなどの似た形式の問題集が作られたのだろうと思います。数回の改定ののち、現行の版は2011年に改定されていますので、英文の内容や解説などもアップデートされていることがわかります。その意味でも、みなさんにオススメできる問題集です。

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英語の構文150―UPGRADED 99 Lessons

d『合格へ導く英語長文Rise構文解釈1・2』Z会 1,100円/1,200円+税

—難易度が高い英文和訳が中心の問題集で、解きごたえ十分ですー

この問題集もポレポレと同じように英文和訳中心の問題集です。英文の難易度は高めですが、解説がわかりやすく取り組みやすい問題集です。別冊には下線部以外の和訳と解説、語句リストがついていますので、復習の際に大いに役立てることができます。問題数も多いので(それぞれ60〜70問程度)、この2冊で相当力をつけることができます。構文の理解を深めるための問題集として、このRiseシリーズの構文解釈もオススメします。

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合格へ導く英語長文Rise 構文解釈1.基礎~難関編(高2~難関国公立・難関私立レベル)
合格へ導く英語長文Rise 構文解釈2.難関~最難関編(難関国公立・難関私立~東大・京大レベル)

e『新英文読解法』聖文新社 1,200円+税

—難関大志望者の演習用。見た目も中身もがっちり硬派ですー

ある程度学習が進んでいる受験生にのみオススメの、難易度が高くデザインやフォントも地味な問題集です。同じ著者の『基礎英文問題精講』(旺文社)もオススメですが、どうせなら問題数が多いこちらをこの記事ではオススメすることにしました。語句リストもついていますので、復習もしやすくなっています。全ての問題に取り組むのには相当な時間が必要ですが、英語がさらに得意になりたいという受験生にオススメしたい問題集です。

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新英文読解法: 本格的な読解力を確実に

f『英文解釈の技術100』桐原書店 1,350円+税g『基礎英文解釈の技術100』桐原書店 1,350円+税h『入門英文解釈の技術70』桐原書店 1,300円+税

—どれを選ぶべきか悩みどころですが、解説が充実していて取り組みやすい問題集ですー

英文和訳をする中で、必要となるテクニックや構文を習得できる問題集です。3冊の中からどれをやるのか悩んでしまいそうですが、英語が苦手なのであれば「基礎」か「入門」のどちらかをやれば、かなり力がつくはずです。また、英語に自信がある受験生は「基礎」や「入門」を飛ばしても大丈夫です。それぞれの問題集には、演習用の類題を合わせるとかなりの量の問題が収録されていますので、演習用として十分に利用できるはずです。こちらの問題集もオススメです。

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