大学入試国語の勉強法 東大二次の国語を攻略する(基礎編1)解答作成のための2つのポイント

1 東京大学入学のためには国語を乗り切らなければならない

東大二次の国語は、全て記述式です。

受験生が本文を理解していても、答案が説明になっていないと加点されません


しかし、わかるようにポイントを尽くした答案を書ける人にとって、決して難しい試験ではありません。

難問奇問やつまらない知識問題は、出ないからです。

また、早稲田法学部のように、過度に難しい本文が出題されることもありません。

東大というと、日本で最高峰の大学です。

入試もさぞかし恐ろしい問題が出題される大学のように思われますが、萎縮せずに問題をみてみるとよいと思います。

2 解答作成のポイント(その1)

以下、答案を作成するポイントを挙げます。

※最重要のポイントを外さない。

たとえば、模範解答が、

A「小林秀雄の議論は、定義がはっきりしていないものを議論するものだから、日本文化の発展にとって意義があるわけではないということ」
という答案が正解である記述問題があるとします。

B「定義がはっきりしないものを議論しても議論が空転するだけであるから、意味があるとは到底考えられないものであるということ」
と書いても〇です。「小林秀雄」や「日本文化」などの細かいところは、全く減点されないか、少々しか減点されません。

C「小林秀雄が『考えるヒント』で述べている日本文化や日本人の気質についての議論は、筆者は評価できないと考えていること」
は、ほとんど点が付きません。最重要のポイントが入っていないからです。解答を書いた人は、読解して重要な点を入れたつもりでしょうが、答案は本文と切り離して読まれます。本文を参照して初めてわかるような答案は、評価されません。先に述べたように、「説明になっていない」からです。

Cのタイプの解答は、模試では点が付くことがあります。

模試の最重要の使命は、受験生をランクづけることです。

100点と30点と0点しかいないテストは、受験生のランクをつけられませんから、Cタイプの答案は、本番のテストでは0点になりますが、全く歯が立たずに白紙で答案を提出した人と差をつけるために、何らかの部分点を上げるのが通例です。
ここが恐ろしいところです。

東大入試に限らない話です。

A大学が偏差値70だとします。自分の偏差値が65だとしたら、「あと5だけ偏差値を上げれば合格する」と、我々は考えがちです。

しかし、そうでもないのです。あるポイントを改善しない限り、絶対に合格しない65もあります。

もちろん、ちょっとした工夫で、すぐに合格できる50もあります。力がある人に答案を見せてアドバイスをもらうようにしてください。

2 解答作成のポイント(その2)

※スペースを節約する

スペースの節約こそ大切です。

みなさんは、過去問を解いたことがありますか?

赤本などには、解答用紙のスペースが書かれています。

有名な話ですし、一々企業秘密にしては、ブログの意味がなくなりますので、バラします。

あれは、一行21字です。

マス目がないですし、一字一字厳密に数えたら時間がないでしょうから、常識的な大きさのきれいな字で書かれている以上、30字程度までは許してもらえるでしょう。

スペースが二行ある問題でしたら、理想は、42字。

どんなに長くても、60字程度で書かないといけません。

東大の二次は得点法で採点されます。

ですから、一行目が全く無駄なことが書かれていても、二行目で挽回できれば、理論的には満点がとれますが、他の優秀な受験生が42字かけてやっと書いた答案と同等のことをわずか21字で書けるはずはありません。

まずは、無駄なことを書かないことが鉄則であり、合格答案への第一歩です。

では、無駄なこととは、具体的にどのようなことでしょうか。

スペースの都合上、全てを説明できませんので、典型的な例を挙げましょう。

イ 設問の繰り返し

  • Q 「東洋的感傷は未来を切り開く鍵だ」とあるが、その理由を説明せよ。
  • A 東洋的感傷は…

つい、やってしまいます。

しかし、全くの無駄です。

「鎌倉幕府の初代将軍は誰か」という問題を考えてみましょう。「源頼朝」で十分です。

「鎌倉幕府の初代将軍は、源頼朝である。」などと書く必要は、全くありません。

ロ 状況的なことがら

  • A 筆者が大学時代に、本郷の下宿で親しい友人に勧められて手にした、ナーガルジュナの『空論』は、西洋哲学の証拠主義には基づかないが独自の論理性があり、緻密さはラッセルにも劣らないということ。

傍線部は、全くの無駄です。

「大学時代」でなく、「浪人時代」だろうが、本郷ではなく、早稲田でも神保町でも趣旨は変わらないからです。

ハ 比喩

自信がないからダメ押しをしたいのでしょうか、あるいは、本文に比喩表現が使われているから、「本文に書かれていることを書く」という、中学入試の「鉄則?」(中学入試はともかくも、大学入試はそれでは突破できません。)を律儀に守っているからでしょうか、次のような答案を高頻度で目にします。

  • A a構造主義はニヒリズムである。bつまり、全ての言説を活字の染みとして扱う思想だということ

比喩は、たとえ本文に書かれているものでも、点になりません。説明の価値がないからです。

ですから、この例の場合、aが説明不十分だとしたら、bを補足しても、点数を上げてくれません。

逆に、aが点を取れる答案ならば、bの補足説明は、それこそ、全くの無駄だということになります。

苦労して答案を書いても、白紙扱いになる記述もあります。もったいないとはこのことですね。

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