大学入試現代文の勉強法 要約をする(1)

1 読めているかどうかを確かめるためにこそ、要約する。

次の文を朗読してください。

恰もガメラの如く、花鳥風月を呑み盡して已まぬ近代。

朗読できたでしょうか(答えは最後にあります)

「恰も」「如く」「呑み」「盡し」「已まぬ」は、訓読みです。つまり、昔の日本語訳です。

日本語訳が分からないということは、英語でいうと、単語がわからないということ。つまりは、本文など読めっこないのです。

恐ろしいのは、我々は日本語のネイティブだということです。だから、つい、わかったような気になります。

アメリカ人も同じです。

昔、アメリカの酒場で、NAVYを退役した、日本の基地にも行ったことがあるという年配の男性と意気投合しました。ぼくの英語が下手だといろいろ直されましたが、びっくりしたのが、They are ではなく、They is が正しいと言われたことです。驚いて日本の英語の専門家に電話をかけまくりましたが、異口同音に、「そのNAVY上りのおっさんが英語ができないのだ」と言います。

アメリカ人でも不勉強な人は、日本の中学生よりもある面では英語はできません。

読めたような気になってしまう現代文を、語学的に本当に読めているかは、その内容を別の言葉に代えて表現できるかを試せばわかります。

徹底的に自然破壊をし続ける近代

一例ですが、このような、誰が読んでもわかってもらえるような簡単な日本語に言い換えてこそ、十分に理解できているといえます。

それができないのは、語学的に理解できていない箇所があるからです。

 

国語のセンスということが言われます。

しかし、和歌を鑑賞するなどしてセンスを磨いても、センター試験をはじめ、大学入試には、通用しません。

 

大学入試でまず求められることは、

語学的に書いてあることを理解できているか

ということだからです。

語学的に日本語が理解できないという受験生は年々増えています。

 

2 要約する際に、辞書を引く。

当り前ですが、

辞書を引かないで言葉の意味がわかったら、超能力の持ち主です。

手の届く範囲に国語辞典をおきましょう。そして絶えず辞書を引く癖を身につけましょう。

学習用国語辞典として最も信頼できるのは、『新潮現代国語辞典』です。この辞書には様々な長所がありますが、漢字の記述が充実している点が長所の一つです。漢字の語彙を引くときは、一字を引くのがコツです。

「窮」を引くと、「困る」という意味は出てきます。

そして、困窮・貧窮・窮屈・窮乏・窮鼠…などの例が出てきます。せっかくですから、熟語例も味わって語彙を増やすようにしましょう。

なお、漢和辞典は、半分以上、中国語の辞書です。漢文でしか使われない意味が出ますし、第一、引くのが大変です。

国語辞典、特に『新潮現代国語辞典』は、明治二十年以降(正式には近代文学と言います。現代文の守備範囲です。たとえば、鷗外の『舞姫』は、明治23年の執筆ですから、古文みたいな文章ですが、現代文とされています。)の日本語に特化した内容です。

記述量が少ないですから、一見、漢和のショボいもの…と思われますが、全然違います。現代文の字の使い方を専門的に記述した辞書だと思ってください。

(あたかも ガメラのごとく かちょうふうげつ を のみつくしてやまぬ きんだい)

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