大学入試の勉強法 効果的な記憶法について知っておくべき5つのこと

※ 大学入試の勉強法はヒトの記憶方法を理解することから始まる

1 「記憶」にはいくつかの種類がある

アメリカの心理学者であるラリー・スクワイアの記憶分類によると「記憶」は感覚記憶,短期記憶,長期記憶の3つに大きく分類されます。

・感覚記憶…映像や音などを最大1~2秒ほど記憶する。

・短期記憶(STM:Short term memory)…短期間保持される記憶で約20秒間保持される。7±2(5~9つまで)の情報しか保持できない。短期記憶を蓄える貯蔵庫を短期記憶貯蔵庫(STS)と呼び,短期記憶の情報は時間とともに忘却されていく。

・長期記憶(LTM:Long term memory)…長期間保持される記憶であり,忘却しない限り一生保持され続ける。長期記憶を蓄える貯蔵庫を長期記憶貯蔵庫(LTS)と呼ぶ。

私たちが何かを覚えようとする際,その情報は脳の一部である「海馬」という領域に一時的に蓄えられます。

海馬の容量は少ないので,短期的に記憶した情報が今後必要な情報であるか,もしくは不要な情報なのか数十秒で判断します。繰り返し与えられる必要な情報は大脳の側頭葉にある別の場所に長期記憶として保存し,一方で不要だと判断されるとそのまま忘れさります。長期記憶の容量は桁外れに多く,10兆項目を記憶できると計算する専門家もいるほどです。記憶力を良くするためには,短期記憶ではなく,繰り返し勉強を行い,長期記憶にいかに持ち込むかがポイントになります。

2 復習は連続時間数ではなく,反復回数で決まる

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが研究により明らかにした「忘却曲線」についてご存知でしょうか?IMG_0680

私たちは外から入る情報をどれくらいの間,頭にとどめておくことができるのでしょうか?エビングハウスは,被験者に無意味な音節を聞かせて,その情報が時間とともにどれだけ忘れ去られるかという研究を行い,忘却曲線を導き出しました。

この研究によると,音節を聞かせ終ってから20分後には42%を忘却し,1時間後には56%,1日後には74%,1週間後には77%,1か月後には79%が忘却されます。つまり,受験生である皆さんが,はじめて勉強した内容を復習せずに1ヶ月間放置したとすると実に8割が忘れ去られる結果になります。つまり,一度に長時間勉強して長期間放置するというより,短時間でもいいので何回も反復して復習するということが,いかに記憶形成の理念にかなっているということは分かりますよね。

3 記憶をしやすい時間帯

長期記憶の貯蔵庫に情報をうまく移行させるためには,勉強する時間帯も影響します。

ある実験によると記憶した後に起き続けていた場合と,すぐに就寝した場合では,就寝した場合の方がはるかに情報を記憶しているということが証明されています。

この事から,「就寝前の10分か15分で暗記物をざっと見直し,十分に睡眠をとった後,翌朝5~10分でその確認をする」といった学習方法は非常に効果があると考えられます。

4 分類による記憶術

バウアーの実験によると,15種類の鉱物の名前を単純に羅列して記憶させるよりも,性質や成分に注目して表などで分類してから段階的に覚えていく方が2倍以上も多くの鉱物名を覚えていたと言います。

加えて,ヒトは文字情報よりも視覚情報の方が記憶をしやすいので,文章で覚えるよりも図式や表などにまとめて覚える方が効果的であると言えます。

5 実戦して欲しい記憶法

以上の事から,効果的な勉強法を考えると次のようになります。

まず,授業などで習った暗記しなくてはいけない重要な内容を可能な限り,表や図で分かりやすくまとめましょう。

授業が終わった後は2~3日以内に短期的に複数回見直しをしましょう。

少しずつ長期記憶に内容が移行し始めたら,週に1回見直しをし,さらに慣れてきたら最低限月に一度くらいは就寝前と起床後に定期的な見直しましょう。

毎日の学習時間は長くなくても大丈夫です。

ポイントは繰り返し復習すること。何回も脳に刺激を与えることでかなりの項目をマスターできると思います。

この方法を使って是非とも模試や入試で高得点を獲得しましょう。

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