大学入試化学ができるようになるために必要な5つのこと

化学はthe central scienceとも呼ばれ、自然科学の理解に不可欠な、中心的な位置づけにある学問です。特に医歯薬系学部に進学する学生さんは、化学が得意かそうでないかで大学での授業の理解度が大きく変わってきます。
ここでは受験化学を理解し、好きになるのに必要なことをお伝えします。
重要なことは、化学という科目を得意科目とするために特別な能力は必要ではないということです。

化学ができるようになるために必要なことを以下にまとめました。
地道な努力は必要ですが、以下の手順を踏むことで必ず化学ができるようになります。

また、いくつかは化学に限らず、あらゆる分野の勉強に応用可能ですので参考にしてみてください。

1 オリジナルのまとめノートを作る

体系的に整理整頓されたまとめノートを自分で作ることが効率の良い学習の第一歩です。

まとめノートには作るコツがあります。

※参考書の説明文をそのまま写すことはやめましょう。(定義はそのままで構いません)

自分が理解した内容をなるべく図や表を使って表し、説明も自分の言葉で書くことが重要です。

(1)あとでメモを書き足すことができるようなノートを作る

普通のノートでももちろん構いません。しかし、今後の学習のことを考えるのであれば、少し厚めのバインダー(2.5cmくらい)を購入してルーズリーフを使いましょう。どちらにしても、余白は多めに取っておくことが重要です。学習を進めていくと、まとめノートに追加したい項目が出てきます。ルーズリーフであれば簡単に追加ができますし、必要な分だけを抜き取って学校・塾に持って行くことも容易です。

(2)専門用語の定義はそのまま書く

専門用語の定義については、次の手順2を参照してください。重要なことは、定義についてはそのまま書き写しておけば良いということです。

(3)定義以外の文章はできるだけ書かない

逆に定義以外の文章はノートには書く必要はありません。できる限り、図表でまとめておきましょう。文章ばかりのノートは情報量が少なく、短時間での復習が難しく、やる気も失せます。代わりに図表を描くと、視覚的に情報がまとまって記憶しやすく、短時間で復習でき、現象も理解することができます。参考書の説明文をそのまま写すことのないようにしましょう。

(4)カラフルに仕上げる

色ペン・色鉛筆を機能的に使いましょう。化学反応では色が重要です。例えば塩素ガスは黄緑色、硫化カドミウムは黄色の色鉛筆で化学式と語句を塗ることで直感的に色を覚えることができます。もちろん、色の数はいくつでも構いません。例えば、定義の部分だけ色を変える、など工夫の仕方は様々です。

2 専門用語の定義を暗記し、理解した上で、説明できるようにする

専門用語はその定義を文章できちんと理解して覚えましょう。

例えば、生成熱の定義を正確に言えますか?「ものが生成するときの熱」くらいしか言えない状態のまま問題演習を続けても熱化学分野は得意になりません。「物質1molがその成分元素から生成するときに出入りする熱」ときちんと答えられるようになりましょう。専門用語の定義は教科書・参考書に載っています。まとめノートに整理して覚えてください。

人間は物事を考えるときに言葉を使って考えています。知っている用語が少ない、または曖昧な状態では論理的な考察はできず、適切な解法を閃くこともないでしょう。逆に正確な定義を知っていると、それが解法の根拠になり、思考が論理的になり、初見の問題であっても解答を作れるようになります。

 

3 インプットとアウトプットを交互に繰り返す

(1)覚えるということを意識する

まとめノートは、作ってそれでおしまいというわけにはいきません。まずは、意識して暗記する作業が必要です。

まとめノートを作ったら繰り返し隠して書いて覚えましょう。覚えたい部分を隠し、その部分をそのままもしくはキーワードのみ、計算用紙や学校からもらったプリントの裏紙などに書きます。手を動かすことで脳が刺激され、記憶として定着しやすくなります。毎日、朝・昼・夜の3回、1回あたり10〜15分程度で構いません。必ず毎日継続してください。鉛筆を使うと続けるうちに鉛筆が短くなっていくのが目で見てわかるので達成感が出やすいです。「1ヶ月で鉛筆1本使い切る」などの目標設定も継続に役立ちます。

少ない時間を毎日継続する方が、結果的には楽に暗記できますし、理解が深まります。

なぜなら、どうしても「暗記している状態」から「理解している状態」に至るのに時間がかかる分野が多くあるからです。

(2)覚えた知識を使って問題を解く

※完璧な状態で問題を解こうとしてはいけません!

ノートを1〜3ページ覚えたら、問題集を使ってその分野のアウトプット練習を進めます。これも毎日2〜4問、30分〜1時間と学習量を決めて継続してください。完璧にできる必要はありません。もちろん個人差はありますが、「まだ不十分かな」という状態で問題集に取り組み始めてしまって構いません。できなかった問題は関連分野を復習し、まとめノートに要点を追加して覚えます。それから再び類題に取り組んでください。

(3)期間をあけて繰り返しインプットとアウトプットを行う

知識の入力と出力を交互に行うことで短期記憶から長期記憶へと脳での情報管理が移行され、忘れにくくなります。大切なのは毎日やること。勉強を習慣にすることで自然と成績は上がってきます。「習慣は第二の天性なり」という言葉もある通りです。特別なことは必要ありません。きちんと繰り返すことが、結果的に成績を向上させる一番の近道です。

4 過去問に早めに取り組む

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉にもありますが、何をどの程度のレベルまで求められているのかを知ることは大変重要です。春から学習を進めているのであれば、夏休み前に一度過去問を解いてみましょう。もちろん合格点を取る必要はありません。自分が受験する大学ではどの分野が頻出か、問題は易しく高得点を取らねばならないのか、それとも難問が出題されるが合格点は低めなのか、などの特徴を早めに知ることで対策に時間を使えます。

※特に私立医学部受験においては、大学によって出題傾向は大きく異なります。医学部受験生は夏休み頃から過去問を中心とした学習に移ると良いでしょう。夏までに基礎を固め、夏と秋で問題集を進め、12月から過去問に取りかかるという悠長な学習計画では医学部合格は難しいのが現状です。

※受験予定のない学校の過去問を解くのも効果的です。問題集では分野別に問題が掲載されていて内容が偏っており、問題集によってはタイトルが付けられているために解法もタイトルでわかってしまうことがあります。大学入試問題は総合問題であり、理論・無機・有機分野にまたがる良問が多いのが特徴です。基礎的なことは完了し、さらに理解を深めたいときはぜひ過去問を解きましょう。

5 幅広い好奇心を持ち、化学の学習を楽しむ

受験中だから、受験に出ないことを勉強しても意味がない、と考えていませんか?

勉強なんてつまらないから、我慢することこそ必要だ、と考えていませんか?

もちろん、受験勉強を最優先にすべきですが、楽しむためには工夫が必要です。いわゆる受験参考書以外の書物、インターネット上のサイトなどにも積極的に触れてください。自然科学に関する好奇心を養ったり、最先端の情報に目を向けたり、未来の自分の理想形について探ってみたりすると勉強のモチベーションアップにつながります。

近年、ITの進歩は目覚ましく、紙と鉛筆以外の、PCやスマートフォンを活用した効果的な勉強も可能になっています。勉強に役立つアプリを活用し、You Tubeで実験動画を視聴するなど、柔軟に学習して受験勉強、受験生活を楽しみましょう。

成績を劇的に向上させましょう

現在の学習環境に行き詰まりを感じていませんか?

成績なんて簡単に上がらないと考えていませんか?

精鋭プロ講師集団SAEで勉強することで、

1 どのような成績からでも合格を目指せます。

2 行き詰っている箇所を次々と明らかにします。

3 甘えを排除して充実した日々を過ごすことができます。

本物の学習環境を整えることは十分に可能です。

 


お問い合わせページはこちらから

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*